滋賀県大津市日吉台は、大津市中北部に位置し、比叡山や琵琶湖を望む住宅団地です。

鉄道でのアクセスはJR湖西線比叡山坂本駅(団地中央部まで徒歩約15分)または京阪石坂線坂本比叡山口駅(同約20分)で、両駅と団地間には江若バスが運行されています。バスは平日午前の通勤通学時間帯はJR湖西線の京都方面行きに、午後の通勤通学時間帯は京都方面からの列車にほぼ接続していてます。平日日中は20分に1本のパターンダイヤとなり、3本に1本は京阪電車坂本駅、日吉大社、西教寺方面まで運行されます。 江若バスも少子高齢化や乗務員確保の難しさから、特に休日など利便性が下がっていますが、地域としてもバス利用キャンペーンなどを実施して努力しています。

車の場合、京都方面からは西大津バイパス下阪本ランプを下りて団地入り口まで2.5km、5分、今津方面からは湖西道路坂本北ICを下りたところが日吉台団地の入り口です。

団地内には大津市立日吉台小学校があり、大津市で最初のコミュニティスクール実施校となるなど、小規模校ならではの個々の児童に寄り添った教育を行いながら豊かな学校生活を送ることが出来る様、地域も強力にバックアップしています。
幼児教育施設としては2021年4月から旧日吉台幼稚園跡地に日吉台至明認定こども園が設立され、再び子ども達の歓声が戻ってきました。 大津市立幼稚園に通園される場合は、坂本幼稚園へのバス通園となります。

行政施設としては団地のほぼ中心部に日吉台市民センター(大津市日吉台支所・公民館)があり、様々な地域の活動が行われています。大津市では公民館のコミュニティセンター化の動きがありますが、現時点では日吉台については具体的な動きはありません。

買い物は団地入口付近にスーパーマーケット平和堂坂本店がある他、さらに駅近くには食品スーパーサンライズ坂本店があります。 スーパーサンライズでは「とくし丸」と称する移動販売車も運行しており、地域高齢者の方の買い物ニーズにも対応して頂いています。

団地内は基本的に低層の一戸建てのみで住環境は良好です。 住宅地内も基本的に道路幅員は6mあり、バス通りは幅員10mで両側に歩道があります。大津市都市計画マスタープランにおいても、「閑静な住環境」(P58)が維持すべき価値としてとして取り上げられ、「文化性豊かで個性ある定住環境の維持・充実に協働で取り組む」(P61)とされています。

一丁目、二丁目は中央を流れる高橋川より南側でJR駅まで徒歩でも概ね15分程度で、買い物や上述の市民センターにも近くなります。 高橋川より北の三丁目、四丁目は駅からやや遠くなりますが、パノラミックなびわ湖の景観を望むことが出来ます。

団地内には一丁目南・北、二丁目南・北、三丁目東・西、四丁目東・西の8つの自治会があり、それぞれ「住んで良かった」町になるような独自の活動を行っています。

日吉台は比叡山やびわ湖を望む自然環境に恵まれ、日吉大社や西教寺のある坂本、世界遺産の比叡山といった文化施設も近く、心豊かに暮らせる地域です。